オフィシャルはこうする!

第1部 タイムキーパーはこうする!


1. 試合の流れ

まずは全体的な試合の流れを確認してもらいます。

試合の流れの図


2. 何をするのか?(何の時間を計るのか?)

タイムキーパーは、以下に挙げる時間を計ります。

 

試合時間
各クォータ7分間
タイムアウト時間
第1クォータ・第2クォータ間で1回のみ、50秒間
第3クォータ・第4クォータ間で1回のみ、50秒間 (延長戦になった場合、第4クォータの延長として考えるので注意が必要)
休憩時間(各クォータ、ハーフ)
第1クォータ・第2クォータ間と第3クォータ・第4クォータ間は1分間
第2クォータ・第3クォータ間は5分間 (ハーフ)

また、時間の終了などを教えるために笛を吹くこともあります。

特に大変なのは試合時間を計るときです。
それについては、試合時間を計る際の「時間を進めるタイミング」「時間を止めるタイミング」を見てもらいたいと思います。

※県大会等においては、24秒も計ります。

 


3. 時間を進めるタイミング

試合時間を計る場合において、時間を進めるタイミングは、各種の場面に応じて違います。
簡単に言うと「ボールがコート内の選手に触れた時点」で時計を進めます。
場面によっては細かいタイミングになりますので、気をつけてください。

具体的には以下のタイミングで時計を進めます。

試合開始の時
各クォータのジャンプボールでジャンパーがボールに触れた時
スローインの時1 (ファウルの後、交代の後、タイムアウトの後のスローインの時)
コート内の選手がボールを触った時
スローインの時2 (フリースローが入った後のスローインの時)
コート内の選手がボールを触った時
フリースローが入らなかった時
最後のフリースローが入らず、コート内の選手がボールを触った時

 

※ヴァイオレーションの時は時間を止めません。したがって、時間を進めるタイミングもありません。

 


4. 時間を止めるタイミング

試合時間を計る場合において、時間を止めるタイミングは大きく分けて2種類あります。
簡単に言うと「審判が笛を吹いた時」と「交代・タイムアウトの時」に時間を止めます。
ただし、県央リーグにおいては「ヴァイオレーションの時は時間を止めない」という点に注意する必要があります。

具体的な時間を止めるタイミングを挙げます。

ファウルが起こった時
 (審判の笛に合わせます)
交代やタイムアウトの時
 (タイムキーパーが明示的に笛を吹いて、審判・両チームに教えます)
明示的に審判が時間を止めるように指示した時
 (審判の指示に従います)
試合時間やタイムアウトの時間が終了した時
 (タイムキーバーが明示的に笛を吹いて、審判・両チームに教えます)

 

※県大会等では他にも止めるタイミングがあります。

 


5. 時間を止めない場合

混乱の元になるかな?と思いましたが、時間を止めない場合についても書いておきます。
時間を止めない場合は以下の通りです。

シュートが入ってそのままスローインする場合
 
ヴァイオレーションでそのままスローインする場合
 
ジャンプボールの時
 

以上までで、タイムキーパーがおこなう事を書いてみました。

 

最終的にはバスケットボールのルールを知らないとタイムキーパーは勤まらない、という事になります。

まずはヴァイオレーション、ファウルの違いをルールブックを購入するなどして確認してみると良いでしょう。

また、現地では必ずバスケットボール協会の役員がおりますので、不明な点は質問してみてください。


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